オオカミ系幼なじみと同居中。


「それにしても……アイツ来るのか?」



旬は空港のロビーを見渡しながら言った。
色んな人が入り乱れるこの場所。

仕事でどこかへ向かう人、旅行でも行くんだろうか……家族連れや若いカップルの姿。
国際線だけあって、いろんな人が行き来していた。


そして、あたし達の他にもこうして別れを惜しんでいる人を何組か見かけた。




「ちゃんと時間伝えてあるんだよな?」


「……うん」




そうなんだ。

ここに、アイツの姿がない。




……要ーーー!!!

これで何年も会えなくなるのに、見送りに来ないってどうゆう事よッ!



大晦日の日に、もう一度気持ちを再確認して……
そして、この指輪をもらった。


あたしは右手の薬指に光る苺の指輪に視線を落とした。



「…………要」



出発時間は刻々と近づいてきてる。


あたしの胸はドキドキと加速を続けた。




ほんとに……



ほんとに、何してるの?



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