顔面レベル100の幼なじみと同居なんてゼッタイありえません!
要は、あたしが出て来た事に驚いている。
それもそうか……。
あたしがみんなには内緒にしてとお願いしたんだ。
「……出かけんの?」
要の質問に答えず、あたしは女の子に頭を下げる。
そして二人を通り過ぎようとした
「おい、未央?」
要は、あたしの手を掴んだ――
ドキンっ
こんな時にも、胸が騒ぐ。
違う違うっ!
こんなヤツに、惑わされたくないっ
パシッ
あたしは要の手をふりほどいた。