黒姫
第11章

家に帰った香奈は、瑞姫を風呂場に押し込んで、魔王と対面していた。



「えっとぉ、里沙はぁ……?」
「寝た」
「あ……そうなんだぁ……」

物凄く怖い。

言わずもがな魔王とは透のことだ。
香奈にしたって瑞姫に起こったことに怒ってはいるが、透はそれ以上だ。


「はあぁ……透兄ちゃんって、お姉ちゃんのこと大好きだよね」
「…………」
「心配なのは分かるけど、話し掛けるのは明日以降にしてあげてねぇ。明日は学校休ませる、って那央兄ちゃんも言ってたしぃ」

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