流れ星☆彡
トラウマ
.



「優太、須藤ちゃん、おっはよー!」


「おー、太一」


「太一さん、おはようございます」



駅から学校までの道のりを、優太と手を繋ぎながら歩いていたら、今日も朝からとってもハイテンションな太一さんに声をかけられた。



「どうだったんだよ?」


「何が?」


「遊園地」



早速、遊園地の話題が出てきた。


太一さんも何度も付き合わされていたんだったら、気になっちゃうよね。


でも優太は、平然としながら



「よゆー」



とか言うから、思わず笑みがこぼれてしまった。



「ふふ、太一さん、ありがとうございます」


「ん?何が?」


「優太に付き合ってくれてたんでしょ?」


「あはは、まあな。最初の頃は優太、泣いてたもんな。ぜってぇ無理だって思ってたよ」


「おまっ、そんなことまでバラすなよっ!」



優太は、凄く焦っているけれど……


……泣いてたの?


そんなに頑張ってくれたってこと?



「俺としては、あーいう優太は人間らしくていいなって思ったよ。おまえ、完璧すぎるからな」



あっ、それはあたしも思う。
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