流れ星☆彡
.



「おめでとうございます」


「え」


「六週目ですよ」


「六週目って?」


「妊娠してます」


「ほ、ほんとですかっ!?」



思わず身を乗り出して聞き返した。



「ふふ、ほんとよ」



もともと生理不順だったあたし。


優太との赤ちゃんが欲しいから、一度ちゃんと診てもらおうと思って訪れた産婦人科で、信じられないことを言われた。



「今回遅れてたのは、赤ちゃんができてたからだったのね」



やだ、嬉しい。


嬉しすぎて、目の奥が熱くなってきた。



「今の大きさはまだ五ミリ程度かな。つわりらしきものはないのかな?」


「つわりですか?そういえばこの辺が少しムカムカする時があります」



胃の辺りを押さえて言った。



「これからもっとひどくなる可能性があるので、無理はしないようにね」


「はい」


「まだ初期なので、次は二週間後にまた診せに来てくださいね」


「はい」



外へ出ると、ムッとした熱気とともに強い陽射しも浴びる。


もう夕方とはいえ、世間は夏休みに入ったばかり。
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