流れ星☆彡
意味がわかんない。


こんなの、付き合ってるって言えないじゃん。



「何でだよ」


「……優太にとって、“付き合う”って何?」


「……」


「あたしはもっとメールも電話もしたいし、もっと会いたい。……もっと一緒にいたい」


「……」


「こんなの、……付き合ってるって言えないじゃん!……名前だけの彼氏なら、いらない」



涙がホロリとこぼれた。



「……絢華」


「優太の誕生日だって、一緒に過ごしたかった。一年に一回しかないのに。……あたしは何のために、優太と付き合ってるの?」



ほんとはこんなこと言うつもりはなかった。


でも、一度吐き出すと、堤防が壊れてしまったように、今まで溜まっていたものが溢れ出てしまった。



「もう無理だよっ、別れたい」


「絢華……俺が悪かった。俺は絢華が好きだ。……絢華だけだ。ぜってぇに別れねぇから」


「……言ってることが、わかんない」


「とりあえず、部屋に戻ろう?ちゃんと話すから」



優太が真剣な顔で言うから、ついコクンと頷いた。


部屋に戻って、隣り合って座る。


優太はあたしの手をそっと握りながら……



「絢華、ごめん。俺、怖かったんだ」



怖い?
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