Message 〜キミに伝えたいコト〜
「桜空にとって、この場所は憩いの場所でしょ?」


『そうだね。
でもね、それだけじゃないの。

5才の時に手術した話はしたでしょう⁈
私ね 怖くて、毎日ここで泣いてたの。
そしたら……』




「ぼくがむかえにくるから、げんきになってまってて。」



『えっ……翔…くん?』



「それ、俺だよ。
でもごめん……、今思い出した。」



そう言って、私を抱きしめてくれた。
そうして、私の耳もとで


『桜空、待たせてごめんな。
これからは、ずっと一緒だよ。
退院しても、毎日会いに来るから。』


私も自然と彼の背中に腕をまわしていた。
あの男の子は、翔くんだったんだね…




長い年月を経て、私たちは再び巡り合え

…だけど、





神様は意地悪なの?



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