あたしが見た世界Ⅲ【完】

肝心な時に限って何もできない





―――――――――――――――――――――――――――――――――………



あたしはさっき男から聞いたことを全て話した。




「うわー…」




話を聞いた隼人達はドン引きしている。




「デカいことって、まさか世界征服とは……」




いつもヘラヘラしているピエロでさえ、呆れていた。




「てか、もう銀蝉がやられているって……いくらなんでも早すぎねぇ?」




リュウ兄が口を開いた。




「俺、傘下に入るとかぜってー嫌だ!!!」




隼人がぶっすーとした顔をする。




「束縛キライですもんね」




宙が苦笑した。





< 204 / 300 >

この作品をシェア

pagetop