あたしが見た世界Ⅲ【完】





それはなぜか。




「そんなことあいつら絶対気にしねぇと思うけどなぁ…」




リュウ兄が首を傾げて言った。




「そもそも、まだ寝てんじゃね?」




あたしがここを飛び出してから、丸一日は経っている。




その為、今あたしがここに入って「何しに来たんだ?」とか言われそうな気がして。




「………親ってやっぱスゲェんだな…」




リュウ兄があたしを見ながら、感心したように言った。







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