あたしが見た世界Ⅲ【完】





俺がそう言うと、彼は一瞬「はぁ?」と言いたげな顔をした。




けど、すぐに笑った。




ワケ分かんねえ。




そして、俺もつられて笑う。




変なの。




「お楽しみ中悪いんだけどさ…」




梨斗が遠慮気味に言う。




「楽しんでへんわ!!!」




「なーにがお楽しみ中なんだよ」




慧と俺の声がハモッた。





< 53 / 300 >

この作品をシェア

pagetop