君との甘い時間。~金髪ヤンキー×生徒会長な君~
目を覚ますと、
二時間目の終わるチャイムが聞こえた。
首が痛い。
保健室には俺以外誰もいなかった。
起き上がると、明日香ちゃんが座っていたイスの上にペットボトルがあるのがわかった。
ただの水だったが、
まだ冷たくて調度よかった。
保健室のドアが開く。
「生きてるかー?」
彰人と信博だった。
「お前ら何しに来たんだよ」
「どーせ毎年恒例梅雨に来る頭痛だろ?」
「保健室でただのさぼりだよ」
信博はそう言って、大きなのびをしたあと、ベッドにダイブした。