刻印を持つ古の巫女


「いや、さっきな、かすかだけど魔原森から変な邪気を感じたような気がしたんだよ。

今までにないような、こお、押しつぶされそうな。」




押しつぶされそうな?




「雅、僕が君を押しつぶしてあげようか?」




「い、いや、遠慮しとくよ。」




……恐るべしブラック利來。




「まぁ、雅の邪気察知は当たるから行ってみるよ。」




「あぁ、気をつけてな。」




雅君はじゃあと言って帰って行った。



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