*小さな光*−幸せな未来へ−





おそらく、気を使っているのだろう…





あたしも、話す気なんてなかったし…





話したくもなかったから、ちょうどよかった。






だから、あたしもあれから退院することだけを考えた。





学校のことを考えると吐き気がする。





そして、また自殺をしたくなる。





でも、あたしは自殺したいと入院中は一度も思わなかった。





学校のことを考えなかったっていうこともあるけど…





それよりも、何よりお母さんや家族の泣いた顔を二度と見たくなかった。




まだあのときの泣いた顔が清明に頭の中に浮かんでくる。






< 17 / 197 >

この作品をシェア

pagetop