*小さな光*−幸せな未来へ−


友達…。


その言葉に微妙な気持ちになる。


「愛は、いつも1人で抱え込みすぎなんだよ。何のために俺がいるかわかんないじゃん。もう少し頼ってよ。」


律があまりにも寂しそうに言うから…


「うん。ありがとう。」


あたしは、そう言うことしかできなかった。


「じゃあ、決まりな!!大丈夫。絶対大丈夫だから…。」


「うん…。」



律のその声に安心して…


あたしはゆっくりと目を閉じた。


大丈夫…


きっと大丈夫…


そう何度も自分に言い聞かせながら、あたしは深い眠りについた。





< 195 / 197 >

この作品をシェア

pagetop