*小さな光*−幸せな未来へ−




心を見透かされた感じがして、すごく気持ち悪くなったあたしは、彼の手を振りほどいた。




「あんたに関係ないでしょ!!」




「ちょ、愛!!」




彼にそういい残して、あたしは自分の部屋に戻った。




なんなのよ、あいつ…



あいつにあたしの何がわかるのよ…




何も知らないくせに…



わかったような口聞かないでよ…



このときあたしは、ただ彼の性格が…



そして何の迷いもないきれいな笑顔が…




羨ましかっただけなのかもしれない…






< 56 / 197 >

この作品をシェア

pagetop