狼君と、お嬢様♪





 ごめんね、アキ君―...うう(泣)


 
 
 はあ、とため息をついて家のチャイム

 を鳴らす。



「はーい!」



 女性の声が聞こえる。

 たぶん倉田君のお母さんの声だ。




「あ、すみません。私昨日来た、同じ

 クラスの明です」


 
「あ、ちょっと待ってね~?」



「あ、はい!」



 うう、やっぱりまだ少し緊張する...。


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