Light of hope Ⅰ【完】
「えっと僕ね、銀狼の幹部なんだ…あ、銀狼は知ってる?」
「うん、知ってるよ。だから様付けね」
幹部って陽のことだったんだ。
最悪だと思ってたけど、楽しませてくれそうだし良かったかな。
「…それだけ?僕の事、怖くないの?」
一瞬面食らった表情をした陽は瞳を不安で揺らした。
「怖くないよ。だって銀狼の幹部だろうと、陽は陽でしょ?」
「っーありがとうゆみりん」
「お礼を言われるほどの事はしてないよ」
ただ単に銀狼自体に興味がないから気にしないだけ。