Light of hope Ⅰ【完】
頭がクラクラしてきた……血を流しすぎたか。
パッと見た時に深いとは思ったけど、ここまで酷い怪我だとは思わなかったな。
ーーーキキーッ
そんな事を考えながら倉庫へと向かっていると耳を劈くブレーキ音が聞こえた。
っーー頭に響く……。
「由美ッ!!」
頭を押さえて立ち止まると、聞き覚えのある声で名前を呼ばれて抱きしめられた。
急な事だったため頭がついていかなかったが、すぐにそれが誰だか理解した。
「………蓮?」
「っーー……良かっ…た」
抱きしめてきたのは蓮だった。