Light of hope Ⅰ【完】
「蓮、由美ちゃんの怪我の具合はどう?」
「かなり深い……出血も多い」
朔の心配そうな声色に対して、蓮は低く唸るような声を絞り出した。
蓮はさっき私がタオルでした止血を取り怪我の具合を見ると、さっきよりもしっかりと止血をした。
「……急げ」
私を一層強く抱きしめた蓮の言葉に車がスピードを上げた。
「由美?おいっ」
蓮が私の頬を軽く叩きながら呼びかけてくるけど、それに応えるだけの気力は残っていない。
「反応なし?……ちょっとヤバイね」
そんな蓮と朔の焦った声を最後に意識を手放した。