In the warm rain【Brack☆Jack3】

【3】

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 それから二日後。

 その日は梅雨時期の象徴ともいえるような天候だった。

 朝から雨が降り続き、その割りには気温だけは真夏並みに高いので、不快指数はとっくに二百パーセントを越えていた。


「あぁもう、寝てらんないよ。どうなってんのよ」


 昨日店が終わったのは深夜。

 時計を見たら、朝七時を過ぎたところだった。

 実質、睡眠時間はたったの3時間くらい。

 本来ならもう一眠りするところなのだが、この湿度のせいで、そんな気にもなれなかった。

 とりあえず、べとついた身体をすっきりさせるためシャワーでも浴びようかと、ミサトはベッドから起き上がった。

 一応、同居人を起こさないように気を遣いながら、バスルームに向かう。
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