すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「クスッ」


「何で笑う?」


「だって…笹木くんの心臓の音が早いから。それに…」


雪菜は顔を上げた。


「それに何?」


「こんなことになるなんて、思わなくて」


ぶつかる視線…近付く唇…かかる息…

そっと唇が重なった。


竜哉の手が下へと移動して、滑らかなパジャマの裾から雪菜の肌に触れる。


ピクン…


雪菜の体が反応する。


唇は重なったまま…


竜哉の手は愛しく肌を撫でていき、雪菜の胸を捕らえる。






< 214 / 244 >

この作品をシェア

pagetop