すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
落ちたぬいぐるみを抱えて雪菜は怒る。

竜哉は雪菜が怒ろうと全く気にしない。


「あ、そうそう…会社では俺に話し掛けるなよ。いつものようによろしく」


手をひらひらさせて、早々とベッドに入った。


「そっちこそ、あたしに近付かないでよ」


「はいはい…おやすみ~」


雪菜に背中を向けて、目を閉じる。

隣りに寝ることを躊躇ったが、ソファーに寝るなんてバカバカしいと思った雪菜は半分開いているベッドに仕方なく寝た。


とんでもない夜になったと後悔しながら…深い眠りにつく。
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