すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
「フフッ、奮発しちゃった」


輸入家具店を経営している亜矢は竜哉より年上で、収入も竜哉より多い。

いつもホテルを予約するのは亜矢で、支払いも亜矢だった。


「へえ~何か良いこと、あったの?」


竜哉は部屋の大きな窓から見える青い海を眺めた。

打ち寄せる白い波までよく見える。


亜矢は仕事で成功したりすると今日のような豪華な部屋でお祝いをすることがある。


「うん、彼にプロポーズされたの」


左手に光るダイヤの指輪を嬉しそうに見せる。

竜哉は会った時から指輪に気付いていたが、わざわざ触れはしなかった。
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