らぶ・みー

言葉の途中で、彼の唇が、私の唇をふさいだ。



「わかってるよ。」



突然のキスに驚く私の顔を、彼独特のウットリしたような目で見つめながら、涙を指で拭っていく。



「頭でわかってるけど、心がわかりたくないって言ってるんだ。俺を好きって言ってくれるなら、答えを急がないで。」

「.......。」

「一緒にいる時だけでもいい。一緒にいる時は、何にも考えないで俺だけを見ててほしい。」

「.......。」

「それだけでいいから、まだ終わりにしないで.....。」

「泰樹くん.....。」