君と本気のラブゲーム



そうは思っても、一度湧き出した不安はそう簡単に拭い去ることはできなくて。



卒業式まで、何度も、告白して振られる夢を見た。


そのたびに、メールや電話で告白してしまおうかとも考えた。




でも。



京佑くんがそうしてくれたように、大事なことは全部、顔を見て言いたい。



ちゃんと、目を見て返事が聞きたい。



だから、必死で、我慢した。



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