意地悪なご主人様【おまけ完】
しばらくして、

医務室から帰ってきた夏樹。

・・・

足を引きずることもなく、

普通に歩いていた。

・・・

「大丈夫なのか?」

オレの質問に、

笑顔で頷く。

「はい、医務室の先生が、

スポーツとかに詳しくて、

テーピングで、

歩くのに支障がないように、

上手に巻いてくれたんです」

・・・

「・・・そうか、よかったな」

そう言って、

また仕事を始めると、

・・・

「あの、医務室の先生

素敵な方ですね?」

と、ほんのり顔を赤らめた夏樹。

・・・

パソコンを打っていた手が、

一瞬止まった。
< 30 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop