意地悪なご主人様【おまけ完】

夏樹side

・・・

あ~ダメだ。

・・・

優しくしてあげなくちゃと、

頭ではわかってるのに、

全然できない。

・・・

勢いとは言え、

巧にキスをしたのは、

事実で・・・

・・・

これを境に、

少しでも優しくできればと、

思っていたのに、

こんな性格の自分が、

恨めしい・・・

・・・

悶々とした気持ちのまま、

仕事をしていた。

・・・

「大久保さんちょっと」

・・・

巧に呼ばれ、

憂鬱な気持ちで

デスクに向かう。
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