いつか必ず…
昼放課になった。


私は昨日の事件が嘘のように保健室でゆったり過ごしていた。


私は自分自身で作ったお弁当を食べていた。
するといきなり横から広田先生が声をかけてきた。


「川内、それ自分で作ったの?」


…それってお弁当のこと?


「え、は、はい。自分で作ったお弁当です。」


それがどうしたのかな?


「川内って料理うまいんだな!!」


「私、昔から料理好きでずっと作ってたら、少しずつ上手くできるようになったんです。」


「そうなんだ。
俺、料理下手だからうらやましいな。」


…男の人は料理苦手なのかな?


「女子は料理できた方がいいからそのまま続けなよ?」


「先生に言われなくてもやるからいいもんね!!」

普段するような会話なのに心が温かくなるのはなぜだろう?
心の中に芽生えた不思議な気持ちにモヤモヤが抑えられなかった。





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