いつか必ず…
そして、運命のテストの初日がやって来た。
陽くんは必死に勉強したのか、すごく疲れた顔をしていた。
「は、陽くん大丈夫!?」
「あ、悠梨ちゃんおはよう…
大丈夫、大丈夫~…ハハッ。」
陽くん…全然大丈夫そうに見えないけど…
確かに、すごく頑張ってたもんね。
教室を見渡すと確かにみんな疲れた顔をしているけど…
陽くんは一段と疲れてるよね。
…ガラ。
そんなことを考えていると、那月が教室に入ってきた。
…うわ…。
那月の顔は陽くんと同じように疲れ切っていた。