華-ハナ-
父親
その夜――…


もともと舜が使っていた部屋に、布団を敷いて五人で寝る予定だったんだけれど……


蒼太と優華が誠くんと寝ると言い出して……


誠くんは蒼太と優華のことを、凄く可愛がってくれる。


だから二人も懐いてる。


圭介も真似して“一緒に…”と言いたげだったけれど、まだ夜泣きがあるから、さすがにお願いするのは気が引けた。



「絢華、今日ずっと聞きたくてソワソワしてたんだけど」


「何?」


「初詣で、何で泣いてた?“いろいろ考えてた”って言ってたけど、何考えてたんだよ?」


「……」


「なんか不安なことでもあんの?」


「…舜…」



何か変わったことがあったりすると、すぐに気付いて、いつもこうやって気遣ってくれるから……


心が凄くあったかくなる。
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