Love*Day

Naoki*side



はあ…

さすがにもう騙せねえよな…


こうなったら、次は絶叫系は避けてもらうしかねーな。


てか誰かに協力して絶叫系に行かないように…

いや、誰に言えばいいんだよ…

ジョニーは面白がると思うし…
山口も面白がるしなあ…


ましてや結衣には絶対言えねえ


「直輝~~~っ!!!」


「結衣…」

なんだろう…いきなり心臓が痛くなる…


「「市川あ~」」

あぁ、いたくなった理由は…後ろからきたあの二人が
異常ににやにやしてたからだ…


「直輝さ~もしかしてジェットコースター嫌い??」


「…な…………なんで…?」

やばい、今声が裏返った


それを聞いて後ろにいる二人はプククと笑っていた
もうこんなんじゃバレバレだろうに…

抵抗しても無駄だろう…そう思った俺は
本当のことを話した

「……乗れるよ…!!本当にタイミングが悪かっただけで…」

本当の事を言おうを思ったのに
嘘を言ってしまった

本気で後悔した。


予想通り後ろの2人がそれに食いついてきた
「まじでまじで?!」

「じゃあ直輝乗ろうぜ~?」


「い…いいよ?のろうぜ!俺も乗りたかったんだよね~」


「なんだ、じゃあ次もトイレ行きたくなったらうちら待っててあげるね」

…まじかよ…

ああ馬鹿した~
本当のことを言えば良かったんだ

俺のプライドが邪魔して嘘ついちゃったよ…
< 60 / 125 >

この作品をシェア

pagetop