切恋〜Tearheart〜
チュンチュンチュン…
小鳥のさえずりが聞こえる…

…平和だぁ〜

ピンポーンピンポーン♪

ふと時間をみる。
7時50分。
約束の時間は7時30分。


オーマイガー!!!!!!

ガチャッ
『お前なあ!!!!
俺を風邪引かせるきか!!?』

『ごめんなさいごめんなさーい!』

ハーックション!

廉くんのくしゃみが
廊下に響く。

たりーっ。

廉くんの鼻水。

『…ティッ、ティッシュをか…かせっ!』
ハーックション

『ぶっ』

『な、なにわらってんだ!』

『あははははは
はい!ティッシュです!』

『わ、わらうな!
はやく行く準備しろ!!』

『はーい♪♪』

マンションを出た二人は
歩いて学校に向かう。


―××学園。

キャー

な、なにごと!!?

《廉くーん!!!》
《今日もかっこいいー☆!!》


『これは、俺らのファンだよ。びっくりした?』
そういったのは
健くんだった。

『な、なんでこんなとこにいるんですか!!?』

『なんでって失礼だなぁ。俺もここの生徒だよ』

『えぇ〜〜〜!!!?』

『さ、教室に案内するよ。』

いつの間にか
廉くんは
いなくなっていた。

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