溺愛兄に囲まれて。



「あら、そうなの?」


お母さんはお茶をすすりながらサラッとそう言った。


「そうなの、って…!」


「…ねえ、優那はどうしたい?」


え…?


「優輝さんに自分のこと、言いたい? 言いたくない?」


それ、は―


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