溺愛兄に囲まれて。



「優那はさ、好きな人いないの!?」


「好きな人、かあ…」


私には好きな人というものがいなかった。


だって周りにはあんな感じの兄が4人もいて。


―正直クラスメートや先輩にはかっこいい人はいないと思っていた。



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