溺愛兄に囲まれて。



―なんて言ったけど。


「はあ…」


私は部屋に戻ってきて1人ため息をついていた。


「私、1人だけ血が繋がってないのか…」


悲しくないわけ、ない。


「せっかく…誕生日なのに」


最悪の誕生日だ。


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