純潔ハニーと狼ダーリン
そして私もまた凛ちゃんにギュッと抱きついた。
「あのさー、人の彼女とあんまりイチャつかないでくれる?」
すると、後ろから私の大好きな人の声が聞こえた。
「神埼くんっ!」
「へー、あんた意外と嫉妬深いんだねー」
凛ちゃんが笑いながら神埼くんにそう言った。
「はいはい、お前はどうでもいいんだよ。」
「きゃっ!」
私は神埼くんから腕を引っ張られながらどこかへ連れて行かれた。
「雫ー!またあとで聞かせてよー!」
そう言いながら凛ちゃんは手を振っていた。