となりの猫村くん


「うん、分かってる馬鹿だってことは分かってるそれでも馬鹿と信じたくない自分が居るのはいけないことでしょうか?」

〔いけない以前に一回フライアウェイしろ屋上から〕

「ごめんなさい…。」


ごもっともな意見だよ鈴ちゃん。私、何でホントこうアホなんだろ……。

大事な時にちゃんとしてないし緊張癖激しいし…


〔ま、ミッションはまだ時間あるし心配すんなって。

それより…頑張れホント。もしかするとコレをクリアすることによって恋愛の幅も増えるかもよ?〕

「そ、そうだね…。クリア=苦手克服って事だし」

〔そういう事。じゃあな〕

「うん。ありがとう鈴」


お礼を言うと鈴はいえいえと言って電話を切り、私は布団の上に寝転んで猫村くんのコトを思い出した。

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