ただひとつ。Side Story
ロウソクの火の灯がゆらゆら揺れて……
それを見つめる日向の瞳も揺らめく。
「…綺麗!」
彼はその目をより一層見開いた。
「……ふふっ…、そっくり。」
…そう、この子の父親である『颯太』が何か面白いものを見つけた時の顔……。
それに、ウリふたつなのだ。
「フゥ~ッ!!」
日向のひとふきで、火が一気に消える。
途端に、真っ暗闇が訪れて……
「メリークリスマース!」
その静けさを払拭するかのように、クラッカーを鳴らし、私は声を上げた。
電気をつけると…、
キョトンとした顔の日向がいた。