涙ペットボトル



あたしは、優太くんの上に乗ったまま


ずっと優太くんの瞳だけを

見ていた。



あたしたちは、目をそらせなくて

ただ見つめ合っていた。





ドキン、ドキン、ドキン、ドキン。。




だんだん高鳴る鼓動。




観覧車は、頂上に来た。






あたしたちは、お互いに

寄せて、顔を近づけていった。






そして、唇が重ねられる………。




「んっ……」




いま何をやっているかわからなかった。



現実が現実じゃないんかわからなかった。






ただただ君のことが好きすぎて───。






大好きで───────。







 








< 138 / 300 >

この作品をシェア

pagetop