涙ペットボトル

守るから      優太【side】




「いやー優太おめでとうさん!」



ヒロトが言う。


「うまくいきすぎだよな、、」


オレが言う。



今文化祭の打ち上げ。



近くの焼肉店に俺たちがいる。




そんで今、ヒロトに今日のことを言った。


「まっさか水城さんと付き合うとは、

おもっても見なかったわ」



そう、あかりのこと。

今日、オレはあかりに本当のことを伝えた。



あかりをすきだっていうこと。

てか、あかりが先に言ったんだ。



好きって…──────。



もぅ、まじ信じられないと思っていた。



こんな……………────


幸せなこと…───────。






「まぁ、それでいーんじゃね?」




「あぁ。まあな」




 
片思いしかしらなかったオレ。




恋なんて辛いだけじゃんとおもってた。



けど、こんなにもすごいことなんだって初めて知った。




こんなにも温かいものなんだって。




「あかりちゃーん。今日は、お疲れ様」


「はいっ!お疲れ様です」


遠くであかりがクラスの女子と話しているのが聞こえた。



オレは、後ろを振り返ってあかりを見た。



あ、目があった。


あかりは、戸惑いながらオレを見つめる。



真っ赤になってなんかキョドってる。




ははっ。可愛い。。。



笑えてくる。


オレが笑うと、あかりも笑った。




ドキッ──────



やば。



まじ、嬉しい。。





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