愛するが故に・・・
会長の顔が一気に変わった…


「理香が…傷つく。

 立石・・・高山は何をしているんだ?」


「はい。高山はまだ相手までは特定できていないようです。

 高山も護衛を増やし対応をしているようですが…」


「今も理香はマンションで一人なのか?」


「はい…高山は自分のマンションに住むように言ったようですが、

 理香さんが拒否されたようです。

 さすがあの方の育てたお嬢さんですね。会長…」


「ああ、そうだな。しかしあいつ一人で何かあったらどうするんだ。」


「はい。高山の護衛に気づかれないように我々も護衛をさせています。

 今まで通り、となり・下の部屋には部下を待機させています」


「ああ、立石のすることなら大丈夫だろう。

 しかし…なぜ、俺を頼ってこないんだ。」


「会長にご迷惑をかけるとお考えなのでしょう…」


「…少し様子を見る。

 しかし、一週間だ。それ以上は許さん。

 それまでに、高山が始末できなければ、・・・いいな」


「分かりました。」

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