愛するが故に・・・
カーテンから日差しが差し込み、目を開けると、
目の前には和真さんの胸が見えた。

一瞬びっくりして、自分の体を見るとやはり何も纏ってはいなかった。

ベットの下にあると思われる服を着ようとして体を動かしたとき、和真さんが目を覚ました。


『あっ…おっおはようございます?』

「ああ…理香、おはよ。
     かわいいな、その顔」

かわいいなんて、恥ずかしい…そばにあった布団を自分の体に手繰り寄せた。


「ったく…そんな行動もかわいいって。
 なあ理香…ちゃんと分かったか?
 体にはいやってほど分からせたけど・・・
 まだ、分かってねえんなら、もう一度今からすっけど…」


『わっ分かりましたから…』


私の顔はきっと真っ赤だろう…恥ずかしい


「理香…ちゃんと聞け。
 一度しか言わねえ………………好きだ……………

 今から理香は俺の女だ。いいな。」


『はっはい…
 わっ私も和真さんが……その…えっと……えっと…好きです』


俺の女なんて今まで言われたことなかったから、なんて言えばいいのか…
それに、こんな気持ちも初めてだった。

彼の腕の中にいることが幸せだと思った。

今まで、彼氏がいなかったわけでもないし、男の人と知らないわけでもないけど…
何となく告白されたから…流れでって感じで付き合ってきた。


でも、和真さんは違う。

始めは和真さんから告白??されたけど、結局は自分が好きになっていた。
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