【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
キッチンに向かって、とりあえずそれぞれの準備に取りかかる。
私が作るのは、二種類。
友達には生チョコだけど、光弥にだけは特別に、ケーキにすることにした。
ねえ、光弥……覚えてる?
今日が、三年目のお付き合い記念日だって。
翌日。
「こ、光弥……これ!」
私はそう言って、チョコケーキの入った紙袋を差し出した。
光弥はそれを一瞥すると、静かに受け取った。
「ん。」