【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
私はむうっと膨れながら、光弥を睨む。
「はは。嘘だよ。食うよ」
そう言いながら、箱を開けて、驚く顔をする光弥
「すっげー豪華じゃん……。これ、皆に上げんの?」
「ううん、光弥だけ……」
だって今日は、記念日だから。
大切な、記念日だから。
光弥はフォークで一口サイズにそれを切り取って、口に運んでから、顔を綻ばせる。
「ん。上手いよ」