【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
声にならない叫び声を上げながら、くいっと光弥をひっぱる。
光弥はメニューから顔を上げると、不思議そうに私をみやった。
「何だ、どうかしたのか」
「どうかしたのかっていうか……ねえ、やっぱり出ようよ?」
「あん?何いってんだよ。やっと予約取れたんだから……」
だって、だって…!!!
やっぱり出ようよ、ともう一度言おうとした言葉は次の光弥の言葉によってすっ飛ぶ。
「それに今日は、三年記念日だろ?」