【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
おかしい。
こんな感情、もってはいけないというのに。
ふと、真由美さんがパアッと顔を明るくする。
「やだしーちゃん、その指輪、彼氏から!?」
そう言われて、自分の薬指に目を落とす。
なんだかその指輪が、切なそうに光っているように見えた。
「……はい、そうです」
そうだよ。もう決めたじゃん。
私には、結婚する人が居るんだから。
迷うことなんか、もう、なにもない。