【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
ーーーーーザアアアア……。
梅雨特有のじめじめした空気と、冷たい雨。
その雨は、まとわりつくように、俺を濡らして、絡めていく。
あれから、一週間。
手持ちの金でやりくりしていたが、もうそろそろ限界だった。
風呂にも入ってない。
惨めだった。
無気力だった。
生きる意味さえも、見失った。
ーーーー俺、どうして生きてるんだっけ。
なんの為に。
どんな理由で。