極上の愛文

晩死ージャンプ

あなたのやりたいバンジージャンプ

わたしは あなたの背後に付くわ


怖い怖いと嘆くわたしを尻目にしたあなたに

今度は耳元で囁いた

「ねぇ、わたし、この世に飽きちゃった」

そう、わたしはあなたと別世界へ飛んでいきたい


全て あなたの背に身を任せて、足は宙を浮いた

落下しても 落下しても 地上はなくて・・・・・・

わたしたちは、手を絡ませて 視線を絡ませて 抱きしめ合った


どこへいくの?

そんな後悔したような瞳でわたしを見つめても、もう手遅れ


やっと、望みが叶うのね

わたしは、ずっとあなたと別世界へ飛んでいきたいと思っていたの

もうじき辿り着く別世界で、わたしはあなたを解放するわ

だって、その世界は 何も不自由のない花園

そして、他人なんて存在しない2人だけの世界だから


ねぇ、もっともっとわたしだけを見て


晩死ージャンプ
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