続・いじわるな君に恋をする
過去の古傷
「麗華の時もそうじゃん!!だから信用できないんだよ!!」
俺の頭から、花音の言葉が焼き付いて離れない
「はぁ…」
ため息をついて、頭をかいた
「おいおい、大丈夫かよ」
凌が両手に、温かいココアを持って、部屋に入ってきた
俺は今、凌の家にいる
あの日から、凌の家に泊めてもらってる
家に帰る気になんてなれない
帰った所で、花音を傷つけるだけだ