黄昏の出会い
氷室が出て行った後、校舎と体育館に1体ずつ現れた。



なんとか倒したけど、奴らの邪気がキツくて………。



全部倒してすぐ、また邪気にやられて、また休んだっけ……。



「あの邪気じゃ、九条の術士が倒れる訳だ。

まあ学校の妖怪達には、一応警告しといたから。」



-あの後、帰る前に学校に棲んでる妖怪達を体育館に集めて置いて、警告した。


『--今日から、この周辺は私が担当する。

くれぐれも、周りに流されて害を与えないように--』



妖怪の中には、全部が悪い妖怪だけじゃない。



ちゃんと人に害を与えない、無害な妖怪だって、ちゃんといる。



私達術士も、全ての妖怪達を退治するわけじゃない。



妖怪にとって、術士……陰陽師は最大の敵の1人だ。



……まあ、私ら天瀬家は特に(ある意味)有名なせいか……。



…警告した時、学校に棲んでる妖怪達は。


………かなりビビられた。

(どんな脅し方したんだ……。)



まあ、これで平穏に暮らしたい妖怪達が、周りに流されて悪事する事は、まずないだろう。



その点では安心しているんだけどね……。




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